SuperGrokを3か月の割引価格で試し、いったん離れたあと、年額300ドルで契約し直しました。
正直に書くと、使っていた期間はトークンが余りまくっていました。画像も動画も作らず、当初はGrok Botの使い道も見つけられませんでした。それでも年額を払ったのは、GrokにほかのAIでは代わりがきかない役割が2つ見つかったからです。
この記事は「GrokとClaudeどっちが賢いか」という比較ではありません。Claude、ChatGPT、Codex、Grokを日常的に併用している私が、Grokをどこに置いて、なぜお金を払っているのかをまとめたものです。
結論:Grokの役割は「第三者レビュー」と「Xの評判調査」
- 第三者レビュー:Claude CodeやCodexで作ったコードを、どちらでもないGrokに見てもらう
- Xの評判調査:AIの新サービスやガジェットの評判を、ローンチ直後にXから拾ってもらう
逆に、深い技術相談はChatGPTのほうが明らかに内容が良いので、そちらに任せています。
契約までの流れ:セールを重ねて、一度離れて、戻ってきた
いきなり年額を払ったわけではありません。かなり行ったり来たりしています。
| 時期 | 契約 | 内容 |
|---|---|---|
| 〜2026年5月ごろ | X Premium | 2か月半額のセール中に契約。付属のGrokを使い始める |
| 2026年6〜8月 | SuperGrok+X Premium | SuperGrokの3か月割引で加入。月1,640〜1,671円 |
| 2026年9月前半 | X Premiumのみ | 割引終了でSuperGrokを止め、1〜2週間はX Premiumの枠でGrokを使う |
| 2026年9月21日 | SuperGrok(年額) | 300ドルで年間契約。X Premiumは解約 |
SuperGrokとX Premiumを両方払っていた時期もありますが、どちらもセール価格でしたし、X Premiumはセール後も負担増が500円程度で、Xの広告がある程度消えるのも魅力だったので、割り切って続けていました。
一度離れた理由:普段のチャットならX Premiumで足りた
割引期間中、Grok BotやGrok Buildも触ってみましたが、使い道を見つけられませんでした。開発はClaude ProのClaude CodeとChatGPT PlusのCodexで回っていて、Grok Buildはたまに気が向いたときに、その成果物をレビューさせる程度でした。
普段のちょっとした相談ならX Premium付属のGrokで十分。そう判断して、割引が終わったタイミングでいったんSuperGrokを止めました。
戻ってきた理由:ブログ用エージェントのレビュワーが必要になった
再契約のきっかけは、このブログ用のエージェントを作り始めたことです。そのコードのレビュワーにGrokを置くことにして、利用上限を上げるために年額で契約しました。
なぜ「Grok」にレビューさせるのか
理由はシンプルで、Claude CodeでもCodexでもない第三者に見てもらいたかったからです。モデル単体の性能がたとえ劣っていたとしても、書いた側と同じ系統のAIにチェックさせるより、別の視点が入るほうが効果的だと考えました。
流れはこうです。
- Claude Code/Codexでエージェントのコードを書く
- Grok Build(Grok 4.7)にレビューさせる
- そのレビューをClaude Code(Opus 5.5)に読ませ、採用するか判断・修正させる
細かい中身までは覚えていませんが、Grokの指摘をOpusが「的確だ」と受け入れて修正したことは何度もありました。一方で、的外れなレビューがあったかどうかは、正直わかりません。レビューを読んでいるのが私ではなくOpusだからです。モデルはどんどん賢くなっていくはずなので、こういう判断はモデルに任せていきたいと考えています。
この体制に手応えがあったので、今後は副業や趣味の開発でも、Grokをレビュワーとして使っていくことにしました。ブログ用エージェントだけのための契約ではなくなり、年額の元も取りやすくなりそうです。
年額にした理由:10か月分の値段と、1年後への期待
年額300ドルは、月払いのおよそ10か月分。2か月分が浮く計算なので、思い切りました。
もう一つは期待込みです。Grokはモデルも周辺機能も進化が速いので、1年後にはClaude CodeやCodexを抜いて、開発のメインになっているかもしれない。その可能性に1年分賭けてみた、というのが本音です。
もう一つの役割:Xから評判を拾ってくる調査役
AI系の新サービスやアップデートの情報は、Xが最先端だと思っています。だからローンチ直後に評判を知りたいとき、Grokに調べさせるのがいちばん早い。自分が気になっているガジェットの評判調査にもよく使っています。
この「Xの情報を拾ってきてくれる」ことに大きな価値を感じていて、普段のちょっとした相談はChatGPTからGrokに移りました。今のところ、回答を信じて痛い目を見たり、裏取りに手間取ったりした覚えはあまりありません。
Grokに作った4つのエージェント
Grokでは、オーケストレーター(Grok本体)が質問を振り分ける形で、3つのエージェントを用意しています。それぞれの指示は数行程度の短いものです。
| エージェント | 担当 | 出番 |
|---|---|---|
| 調査担当 | Xやコミュニティから、評判や最新情報を集める調査役 | ★★★ |
| 技術担当 | パソコンやスマホ、ガジェットの設定・トラブル相談役 | ★★★ |
| 生活担当 | 日常のちょっとした困りごとの相談役 | ★ |
新しいAIの評判調査が多いので、Xの声を集める調査担当が最も働いています。ちょっとした技術相談で技術担当もよく呼ばれます。
ちょっとした嬉しい誤算もありました。SuperGrokを止めてX Premiumに戻していた期間も、SuperGrok時代に設定したこの4エージェントは動いていたようです。おそらく設定が残っていて、そのまま応答していたのだと思います。
AIの役割分担
| サービス | 主な役割 |
|---|---|
| Claude Code | 開発のメイン。Grokのレビュー結果を読んで、採用の判断と修正も担当 |
| Codex | 開発のメイン |
| ChatGPT | 深い技術相談 |
| Grok | Xでの評判調査、普段のちょっとした相談 |
| Grok Build | コードの第三者レビュー |
| Grok Bot | ブログで紹介する製品のスペック調査 |
正直なところ、SuperGrokの優位性は?
X Premium付属のGrokと比べて、SuperGrokで得られたのは主にトークン上限の高さとGrok Botが使えることくらいです。
Botは長らく使い道を見つけられずにいましたが、最近になって、このブログで紹介する製品のスペック調査役として使い始めました。ようやくSuperGrokならではの機能にも出番ができた形です。
画像や動画を作らず、普段のチャットだけなら、X Premiumで足りる人は多いと思います。私自身、レビュワーとしてまとまった量を使う用途ができるまでは、X Premiumで十分でした。
物足りないところ
深い技術相談は、明らかにChatGPTのほうが内容が良いです。GrokがClaudeのFableやChatGPTのGPT-6 Astraといったフラッグシップ並みになってくれれば、相談ごとを全部Grokに寄せられて楽なんですけどね。
Grok Buildにも要望があります。ClaudeやChatGPTのようなデスクトップアプリが欲しいですし、リモートから操作できる機能も追加してほしいところです。開発のメインを任せられるかどうかは、モデルの賢さだけでなく、こうした使い勝手にもかかっていると思います。
こんな人には向いている/向いていない
向いている人
- AIの新サービスやガジェットの評判を、ローンチ直後にXから集めたい人
- Claude CodeやCodexの成果物を、別系統のAIにレビューさせたい人
- レビューや調査で、X Premiumの上限を超えるくらい使う人
向いていない人
- 普段のチャットだけで、上限に当たらない人(X Premiumで足ります)
- 深い技術相談をメインに考えている人(今はChatGPTのほうが上だと感じます)
まとめ
SuperGrokは、私にとって「いちばん賢いAI」ではありません。それでも年額を払っているのは、ClaudeでもCodexでもない第三者の目と、Xから最速で評判を拾ってくる力が、ほかのサービスでは代わりがきかないからです。
そして残りは、1年後への期待です。この年額契約が「先行投資だった」と言えるのか「トークンを余らせただけ」で終わるのか。契約更新の時期に、また振り返ってみたいと思います。


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