NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR を予約しています~登山で新たな世界を切り取る!~

2020年4月20日月曜日

Nikon カメラ

t f B! P L
皆さんは登山での撮影には何を使っていますか?

私はミラーレスカメラを山に持って行っており、先月新しいレンズ NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR を予約しました。

今回は予約に至った経緯についての話です。
追記:2020年7月3日に発売されました。

私が山に持って行くカメラ

私は綺麗な風景を綺麗に記録したいという目的から画質を重視しており、フルサイズミラーレスの Nikon Z 6 を使っています。

山でZ6に装着しているのは、Z6と同時購入した NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S です。


いわゆる標準ズームの大三元レンズになります。

評判の良い NIKKOR Z 24-70mm f/4 S がついてくるズームキットを購入するという手もあったのですが、星空撮影を視野に入れるとf2.8Sの方が有利で、多少の重量増は犠牲にしても画質の向上を実現したいという思いがありました。

また憧れの大三元レンズf2.8Sの発売時期に購入の金銭的目途が立ったこともありf2.8Sを予約購入し、同時にZ6も購入しました。


f/2.8 Sを約1年使っての感想

良かった点

画質

申し分ありません。

解像度、ボケ感ともにとても満足しています。
早池峰山。上部の岩の上に立つ人まで見えます。
美ヶ原。なだらかなボケが美しい。

デザイン

ニコンのZレンズ(特にNoctを除く単焦点)はシンプルすぎてやや賛否両論な感がありますが、本レンズはメカ感があり、また段差もあってかっこいいと思います。
段差が分かりやすいように真横から撮ってみました。

私の登山道具選びは基本的には機能第一ですが、やっぱり見た目がかっこいいとテンション上がりますよね。

山に持って行きたくなります、というか山に行きたくなります。

イマイチな点

望遠側の画角が足りない

これが唯一にして最大の不満。
なお重量(805g)については、最初からそこそこ覚悟して購入したので不満には思っていません。
この日は天気が悪く、笠ヶ岳山頂よりも下りに使った笠新道の方が印象的かも…。
上の写真は双六小屋から笠ヶ岳を目指している最中に撮った穂高連峰です。
望遠端の70mmで撮影していますが、主題の穂高連峰が小さいですよね。


こちらも同じく望遠端70mmで撮影した富士山(塔ノ岳より)です。
もっと富士山に寄りたいですが、これ以上は無理な状況でした。
70mmじゃ足りない問題は毎回発生します。
このような経緯から多少暗くても望遠端が伸びたズームレンズに興味を持つようになりました。

山で主に撮るのは風景写真です。
したがって全体へのピント合わせと解像感の向上を図るために絞る場面が多いため、暗さはそこまでのディスアドバンテージにはならないのではないかと考えました。

SONYみたいな24-105mmF4、あるいはニコンFマウントの24-120mmF4のようなレンズがZマウントにもあれば、この問題はある程度は解決され、ちょうどよいレンズであると思いますが、現状無いから無理な話。

まあ、FTZアダプターやTZE-01を買えばZ6で上記レンズも使えるわけですが、Zマウントのポテンシャルに賭けてZ6を購入した身からすると、Zマウントの力を最大限発揮できるZレンズを使いたいところです。

NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRについて

そうこうしているうちにニコンからZレンズの開発ロードマップが発表されました。
私のニーズに合っているのは、24-105mm、24-200mm、そしてDX(APS-C)の18-140mm。
このうち18-140mmは広角端がフルサイズ換算27mmで若干狭い気がするので除外。
残り二つですが、24-70mmf2.8S を持つ身からすると、新しく買うレンズの望遠端は多少暗くとも105mmよりも200mmの方が使い分けしやすく、24-200mmに心が傾きました。
そして運よく24-200mmが24-105mmよりも先に発売発表されたので、予約することにしました。

予約価格は\112860(税込)。
決して安くはないですが、思っていたより1~2万ほど安かったので良かったです。

24-200mmは幅広い画角をカバーするいわゆる便利ズームで、重量はなんと570g。
f2.8Sより200g以上も軽く、軽量化にもなります。

その代償でf値は暗いですが、基本絞って使うことにすれば問題ないかなと思っています。
それに、ぼかしたいときはf6.3でも200mmで撮ればそれなりにボケるのではと。
このレンズにあってf2.8Sにはない強み、それは200mmの望遠。

この強みを生かして、山肌をぶち抜いたり、隣のピークから山頂をクローズアップしたりして、新たな世界を切り取りたいと考えています!

また公式サイトに「トラベルレンズのスタンダード」と書いてある通り、写真撮影が目的ではない旅行でも活躍してくれると思います。

懸念点としてはナノクリスタルコーティング非採用によるコントラスト低下がありますが、このレンズ、謎に?最新コーティングのアルネオコートは採用してるんですよね。
アルネオコートって大三元以上のレンズだけに採用されるのかと思っていましたが、そうではないようです。
ナノクリよりもアルネオの方がコスト的に安いのでしょうか。

今のところZレンズに外れなし(性能的な意味で)と言われているので、本レンズもf2.8ほどではないにしろ従来の便利ズームレンズとは一線を画した描写性能になるのではないかと期待しています。

いつ発売されるのか問題

24-200mmは元々4月発売とされていましたが、数日前に発売日未定となってしまいました。

非常に残念ですが、コロナウイルスの影響でしょうから仕方ないと思います。

まあ、こんな状況じゃ予定通り発売されても写真撮影に外出しづらいので、気長に待とうと思います。

最後に

24-200mm 1本で大抵の撮影はこなせてしまうと思いますが、無理そうな撮影ジャンルが一つ。
それは星空。
夜の撮影には明るさが必須なので、最小f4では厳しそうな気がします。
となると山で星空を撮る場合には、追加で広角の単焦点を購入する必要があります。
候補は20mmf1.8Sあたりでしょうか。
うっ、レンズ交換の煩わしさと500gの重量増…。
 
追記:本レンズ用に純正保護フィルターを購入しました。
 
追記:タムロンから似たようなレンズが発売されるようです。
 
追記:ついに入手しました!

自己紹介

自分の写真
千葉在住の会社員。 Nikon Z 6 を持って山に登っています。 登山は高校で山岳部に入ってから、写真は社会人になってから始めました。 下山後にカツ丼とざるそばを食べるのが大好き。 皆さんの役に立つような情報を発信していきたいです。

Twitter

にほんブログ村

このブログを検索

登山・ハイキング・トレッキング

雑談

ブログ アーカイブ

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ