登山家の平出和也さんが、世界的なコロナショックのために海外遠征の延期を決めたという報告と、登山自粛を呼びかける動画です。
ですが動画の途中に映る映像に衝撃を受けました。
平出さんのことは知っていましたが、普段は海外の山や登攀の動画は見ていなかったので、過酷で美しい自然、そしてそこで頂上を目指す平出さんの姿に感動しました。
で、改めて平出さんのことを調べて、その日のうちにポチっちゃいました。
定価は \3800+税 ですが、楽天ブックスで税込み3200円台(送料無料)でした。
内容は、カラコルム山脈のシスパーレの未踏ルートを4度目の挑戦にして成功する(この功績でピオレドール賞)話です。
漫画「神々の山嶺」のような超ハードな環境で、ベースキャンプ出発後は終始目が話せませんでした。
雪崩あり、滑落あり…。
パートナーの中島健郎さんも、撮影にルート工作に大変だったでしょうね。
あ、そういえば、平出さんはベースキャンプまでは富士フイルムのカメラ(X-H1かH-T系だと思います)、登攀中はSONYのRX100系を使っていました。
SONYのカメラってあんな極限状態でも動作するんですね。
また、下山後のインタビューは短時間ですが、平出さんの言葉が印象的でした。
いわゆる「燃え尽き症候群」をかっこよく語ってる感じといえばいいのかな(笑)
本作品で頂上を目指す平出さんは、文字通り「死ぬ気で頑張る」とか「命賭けてやる」といった表現がふさわしいと思いました。
自然の美しさ、そして極限に挑む人間の尊さを堪能できる素晴らしい映像作品で、山好きの方にはぜひ一度見ていただきたい作品です。DVD版もあるよ!
なおディレクターズ・カット版の特典として、15分ほどの下山映像がついています。
本編は下山開始のカットからいきなりベースキャンプ帰還のシーンになってしまうので、特典映像も興味深く、良かったです。
冒頭に紹介したYouTube動画で平出さんが「私の限界に挑戦する海外遠征を計画していましたが延期することを決めました」と言っています。
シスパーレ登頂を極限状態で成し遂げた後、どんな山を目指すのか気になります!
海外登山を目指そうとは思いませんが、人生で一度ぐらいはヒマラヤかカラコルム当たりの麓の町に行って、この目で銀嶺の山々を望んでみたいところです。
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