2020 年 6 月 20-21 日で雨飾山に登ってきました。
スタート直後。
この時点でも、後ろを振り返れば妙高方面の雄大な景色が見えます。
急坂を登り終えると…
笹平に到着です。
よく見るとキャンプ場が!
我々は早出組だったようで、下りではかなりの人数とすれ違いました。
写真上部に少し写っている雪渓(登りの時少し怖かった雪渓)を渡ったところで休憩しました。
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初日の模様は先日記事にしました。
今回は、登山と下山・帰宅までで完結となります。
終始晴天の素晴らしい山行となりました。
ちなみに今回の登山時の装備は、アタックザックにレインウェア、行動食、水 1.5
L、救急セット、カメラです(合計 5 kg ぐらい)。
また、途中いくつか雪渓を歩きましたが、アイゼン無しでも大丈夫でした。
雨飾高原キャンプ場(1150 m)~山頂(1963 m)
前日の話し合いで、帰りの 12:18 のバスに絶対に間に合うために出発時刻を 4:30
から 4:00 に変更していました。
テントは登山中設営したままで乾かすため、早朝撤収の時間は省けます。
3:30 に起床し朝食のパンを食べて支度をしましたが、結局準備が遅くなって 4:20
頃の出発となりました。
こちらは前日の写真。 4 時頃には明るくなっており、ヘッドライトは不要でした。 |
左上の看板から登山道が始まります。
白い自販機のある隣の建物には携帯トイレの自販機と回収ボックスが有りました。
その隣の建物は、トイレと休憩スペースと登山届提出ボックス(用紙もあります)、そして登山靴の泥落とし用の水道・ブラシがあります。
4:24 |
こちらが登山道の始まる看板。
黄色い標識に、山頂まで 210 分と書いてあります。
奥の看板。
テントがなければ、キャンプ場に下山せずに反対側の雨飾温泉に下山してみたかったです。
4:27 |
4:37 |
スタートから約 15 分で尾根に取り付いて登り始めます。
少し登ると樹木の遮りが少なくなり、1448mの携帯トイレブース横を通ります。
4:54 |
そこそこ急な斜面です。
5:04 |
所々に、○/11 形式のチェックポイントがあります。
上の写真はスタートから約 40 分のところですが、1600 m
と書いてあるので「えっ、もうそんなに登った?!」と驚きました。
しかしその後出てくるチェックポイントには 2000 m 以上の表示がありました。
雨飾山は 1963 m なので、この表示は水平距離表示のようです。
水平距離は普通は m ではなく km 表示が多いので、ややこしいと思いました。
5:16 |
ブナ林を登っていきます。
写真のブナ平は休憩適地です。
5:33 |
1つ目の雪渓が現れます。
10mも無いぐらいなので、さっと渡れます。
5:39 |
左に行くと沢沿いに登る方向ですが、それは間違いで、右前方に下っていくのが正解。
写真の雪渓の切れ目は雪渓の終わりではなく、そこから下らないといけないので、少し怖かったです。
5:52 |
隣の沢にも雪渓が。
こちらは平坦で、赤ペンキで方向も分かりやすかったので問題ないと思います。
5:53 |
雪渓から「布団菱」を臨む。
5:59 |
雪渓を過ぎると勾配が急になってきます。
6:07 |
新緑とピンクのコントラストに光が差し込んで綺麗でした。
何という花なのでしょうか?
6:32 |
きつい登りもそろそろ佳境、写真のピークまで行けば絶景が待っています。
この日は風が心地よく吹いており、暑さはそれほど感じませんでした。
6:32 |
6:36 |
ちょっとしたハシゴもありました。
6:38 |
6:46 |
奥に見えているのが雨飾山の山頂(人がいるのが見えます)。
右奥には北アルプスが。
つづら折りの急登ですが、距離自体は長くないので一気に登れます。
7:22 |
スタートから 3 時間弱で、山頂に到着!
山頂からの展望
白馬三山を中心に、北は朝日岳、南は鹿島槍ヶ岳(その左は針ノ木岳?)まで、後立山連峰の長めを一望できます。
左端の尖った山は、槍ヶ岳?
笹平で朝日岳が目に入るまでは妙高方面の景色にしか頭になかったので、とても嬉しい誤算でした。
こちらは妙高方面、というか笹平。
登山道の線が「ルビンの壺」っぽい…。
ガスったり晴れたり、目まぐるしい展開でした。
最後の登りを終えると左に曲がって山頂に至るのですが、右に曲がるともう一つピーク(写真)があります。
笹平から妙高方面。
ガスったり晴れたり、目まぐるしい展開でした。
最後の登りを終えると左に曲がって山頂に至るのですが、右に曲がるともう一つピーク(写真)があります。
日本海側を臨むと、糸魚川市がはっきりと見えました。
下山~帰宅
山頂~雨飾高原キャンプ場
山頂で20分ほど休憩し、下山開始。
7:57 |
この花、調べても分からない…。
8:03 |
焼山(妙高方面)と雨飾山は縦走可能ですが、焼山~金山(写真中央の山)~笹平はバリエーションルートになっています。
金山から続いているシゲクラ尾根が縦走路で、ここから一望できます。
8:13 |
8:53 |
8:56 |
下りの休憩はこの一回のみでした。
1448 m 携帯トイレ回収ボックスの近くでトレランの人に颯爽と追い抜かれました。
一気に下って木道が見えたらもう安心。
相変わらずのいい天気。
スタートから 6 時間弱でキャンプ場に戻ってきました。
9:21 |
9:37 |
10:10 |
10:15 |
自販機で「さらっとしぼったオレンジ」を購入。
山価格なのか、¥200 でした。
このジュース、昔と変わらず美味しかったですが、以前は 500 mL だった気が。
雨飾高原キャンプ場~雨飾高原バス停
雨飾山 12:18 のバスには余裕で間に合う時刻に下山できました。
ここから超速でテント撤収を行い小走りでバス停に向かえば 11:04
のバスに乗れたかもしれませんが、帰りの高速バスの時刻は決まっていたため、ゆっくり撤収や登山靴の泥落としを行いました。
下山してみると、朝には空きのあった駐車場が一杯になっていました。
車は奥の駐車場までズラッと止めてあり、軽く数えましたが50台はありました。
どおりで大量の人たちとすれ違ったわけです。
確かに、車があれば早朝に家を出て日帰りで登るのが丁度いい山ですね。
また、キャンプを去る直前に、我々のちょっと後に下山してきていたお姉さんが「お兄さんカメラ忘れてませんか?」と泥落とし場の近くに置き忘れていたカメラの存在を思い出させてくれました。
お姉さん、ありがとうございましたm(_ _)m
「雨飾高原露天風呂」は帰りも素通り。
12時前にはバス停に到着。
しかしバスに乗れたのは発車が近づいてからでした。
丼と麺類セットで 100 円引きということで、カツ丼の大盛りとざるそばを注文しました(笑)
セットには味噌汁がついて来ないと書いてあったのに、味噌汁付きでした。
ルピナス? |
ハルジオン。 |
バスに乗るまで少し時間があったので、咲いていた花を撮影しました。
雨飾高原バス停~サンテインおたり(温泉・昼食)
途中の「小谷(おたり)温泉」で降車することもできます。
ここに前泊するのも良いかもしれません。
そして乗車中、温泉(サンテインおたり)には、「下里瀬温泉バス停」でなく「中央橋前」バス停の方が近いことが判明し、12:50
過ぎに中央橋前で降りることにしました。
こちらが中央橋前バス停付近の写真です。
右側に大通りがあり、サンテインおたりはすぐそこ(徒歩 1 分)です。
入浴料は ¥600
で浴場は広く清潔、我々が使った時は他にお客さんがおらず貸切状態だったため、満足です。
露天風呂があれば最高だったんですけどね。
入浴後は同施設内のレストランで昼食です。
入浴をやや急ぎ目に済ませれば、ランチは比較的ゆったり食べて 14:11
中央橋前発のバスに乗れます。
入浴のレシートを提示すると 100 円引きになります。
丼と麺類セットで 100 円引きということで、カツ丼の大盛りとざるそばを注文しました(笑)
セットには味噌汁がついて来ないと書いてあったのに、味噌汁付きでした。
どうやら注文時にセットの旨を申し出ないとセット扱いにならないようです。
味はどちらも美味しかったです。
カツ丼大盛りはパッと見少なかったですが、食べてみると意外に量がありました。
サンテインおたり~南小谷駅~信濃大町駅~新宿駅~帰宅
お風呂と食事が済み、後は帰るのみ。
オオキンケイギク? |
ムシトリナデシコ。 |
スカシユリ。 |
バス停近くの花を撮って時間を潰しました。
バスで南小谷駅に着いて 15:01 発の特急あずさのチケットを買いました。
あずさは既に駅に停まっており、14:45 から乗り込むことができました。
車内はガラガラで、我々が乗った車両には我々しか乗っていませんでした。
15:42、信濃大町駅に到着。
ちなみに、駅前のロータリーには水場があります。
お土産の野沢菜を購入し、高速バス専用バス停で 15:57
発の高速バスに乗り込み、新宿へと帰りました。
高速バス内では爆睡で、2 回あった途中休憩のうち 1
回は眠すぎて降車しませんでした。
渋滞は無く、20:30 前には新宿に着くことができました。
新宿駅から電車で帰宅し、今回の日程は終了しました。
最後に
最後まで好転に恵まれ、基本的にはプラン通り行動できたので文句無しの山行でした!
それなりの行動時間だったので、アルプス登山に向けたリハビリとしても良い登山でした。
アルプスに向けて、このレベルの登山をあと 1、2
回ほどこなしておきたいところです。
「土日で行ける百名山」プランは今回の雨飾山プラン以外にもいくつか頭の中にあるので、記事で紹介しながら実行していきたいと思います。
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