NIKKOR Z 14-24 f/2.8 S が素晴らしいが Canon や Sigma の広角大三元も良いなと思った

2020年9月21日月曜日

Nikon カメラ 比べてみた

t f B! P L
先日、ニコンから 2 本のレンズが発表されました。
一つは 50mm f1.2 の単焦点、もう一つは広角の f2.8 ズームです。
山などで風景を撮る身としては後者が気になっていました。
噂である程度のスペックは予想できていましたが、予想以上のインパクトでした。
そこで、各マウントの f2.8 の広角ズームをまとめて比べてみることにしました。

比較表

比較したのは以下の 8 本のレンズ。
・ニコン : Z 14-24mm f/2.8 S(本記事の主役)
・ニコン : Z 14-30mm f/4 S(f4ですが広角はコレを買おうと思っていたので入れました)
・ニコン :14-24mm f/2.8 G ED
・キヤノン:RF15-35mm F2.8 L IS USM
・ソニー :SEL1635GM
・ソニー :SEL1224GM
・タムロン:17-28mm F/2.8 Di III RXD
・シグマ :14-24mm F2.8 DG DN

パナソニックは、広角はまだ f4 しか発売していないので、f2.8 を表に入れることができませんでした。
横長でスクロールの必要があり少し見づらいかもしれませんが、お許しください。
良い意味でおおっ、と思った箇所は赤字にしています。
NikonCanonSonyTamronSigma
マウントZ参考:Z f/4FRFFEFEFEFE, L
画角(mm)14-2414-3014-2415-3516-3512-2417-2814-24
重量(g)650485970840680847420795
全長(mm)124.585131.51268121.613799133
最大径(mm)88.5899888.588.597.67385
最短撮影距離(m)0.280.280.28 (18~24mm)
0.30 (18mm未満)
0.280.280.280.19 (wide)
0.26 (tele)
0.28
最大撮影倍率0.130.160.140.210.190.140.19 (wide)
0.17 (tele)
0.14
円形フィルター装着
リアフィルター装着
MTF曲線公式HP公式HP公式HP公式HP公式HP公式HP公式HP公式HP
希望小売価格
(税抜、万円)
3216.952827.526.7538.09212.519

Z 14-24mm f/2.8 について思ったこと

軽い

事前に出回っていた噂で、F マウントの 14-24mm から軽くなるというものがあったので、800g ぐらいになるのかな?と思っていました。
しかし蓋を開けてみると、なんと 650g。
F マウントの約 2/3 の重さです。
小型の Z f/4 と比べても、1.34 倍。
山に持っていく広角として軽量の14-30mm f4を考えていましたが、ここまで軽くされるとf2.8が欲しい…。
他社と比較しても、画角の自由度が低いタムロンを除けば最軽量。

MTF曲線が凄い

こちらも重量並みにびっくりしました。
特に広角側は天井に張り付いている感じ。
評判の良かった F マウントから、重量や使いやすさだけでなく、肝心の画質も大幅に進化したようです。

前後にフィルターが装着できる

円形フィルター装着可能なことは噂でも言われていました。
ただし、付属の大口径フードに 112mm フィルター(純正で保護フィルターが 5 万円!PLフィルターは 8 万円!)を装着するという特殊な形式。
普通に装着しようとするとケラレが発生するのでこのような形状・形式になったのでしょうか?

そういえば、本レンズに角型フィルターを使う場合は、100mm サイズで大丈夫なんでしょうか?
最大径は 88.5mm ですがフィルター径 112mm なのでよく分かりません。
150mm サイズは 100mm サイズと価格差が結構ありますからねえ。
というか、そもそも本レンズに角型フィルター用のホルダーは装着できるのだろうか?(笑)

リアフィルター装着の噂は出ていなかったような。
自分は使うか分からない機能ですが、無いよりはあったほうが良いと思います。
(この機能で数万円コストアップしていたら話は別)

値段はそれなり?

標準域の大三元 24-70mm f/2.8 S の希望小売価格と比較すると、+約 15000 円。
標準の大三元は発売から 1 年半弱が経過した現在、最安値は 24 万円を切っているので、本レンズもそのうち 25-26 万まで下がるのではないかと予想しています。

というか、先程調べて知りましたが 24-70mm f/2.8 S って発売後 3 ヶ月で一旦 23 万円を切っていたようです。
ちなみに私は予約して発売日に約 27 万で買いました…( 4 万円の差額で機会損失を防いだと思うので、後悔はしていません)

年末ボーナスを本レンズにつぎ込むか…?(でも 70-200mm f/2.8 S も欲しい)

他社の広角 f2.8 レンズについて思ったこと

キヤノンは使いやすそう

画角の自由度が最も高く、最大撮影倍率も 0.2 を上回っているので使いやすそう。
この一本で街角スナップできそうです。

ソニー純正は2種類から選べるのが◯

ソニー純正は、使い勝手重視で軽量の 16-35mm と、最近出た広角と画質重視の 12-24mm から自分にあったものを選べるのが良いと思いました。
ただし 12-24 は高いので、中々手を出しづらそうです。
というかシグマやタムロンが安価で優秀なので、もし自分が SONY ユーザーだったら純正は買わないだろうなあ…。

タムロンは独自の立ち位置

タムロンは 17-28mm なので画角の面では使いにくそうですが、圧倒的な軽さが強みです。

本レンズだけでなく、タムロンの FE マウントの大三元は画角を犠牲にして使い勝手を向上させていますよね。
しかも値段も安い(純正の小三元より安いw)ので、そりゃあ人気出ると思います。

シグマがちょうどいい感じ?

比較表の上ではシグマはそこまで目立ちませんが、そこそこ軽く、画質も優秀で、値段もお安めなので、「ちょうどよい」気がします。
もし自分が SONY ユーザーだったら、広角はシグマを買っていると思います。
そしてもしこのレンズの Z マウント版が出たら、純正とかなり迷うと思います。

最後に

重量とMTF曲線のインパクトが非常に大きかったです。
そのうち買おうと思っていた 14-30mm f/4 S ではなく、本レンズのほうが欲しくなってしまいました。
本レンズだと星景写真も撮りやすそうだし…。
資金的にすぐには買えないので、値が落ち着くまで待っておこうと思います。

他社のレンズを見てみると、使い勝手のキヤノン、ちょうど良いシグマが魅力的に感じました。

あと、比較表を作っていて気づいたのですが、最短撮影距離が 28cm のレンズが多いのはなぜなんだろう??
画角は様々なのに。

自己紹介

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千葉在住の会社員。 Nikon Z 6 を持って山に登っています。 登山は高校で山岳部に入ってから、写真は社会人になってから始めました。 下山後にカツ丼とざるそばを食べるのが大好き。 皆さんの役に立つような情報を発信していきたいです。

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